田舎へ移住しても、すぐ隣に家があると・・・

古民家再生の場合は、広い敷地で隣家は離れている場合が多い。

 

しかし、築40年くらいの民家移住は、そもそも昭和の住宅ブーム時代に建てた隣家に近い狭い物件がある。

 

そういう家をリフォームすると・・・・

 

まず境界にあるブロック。

 

その上に塀を建てると、隣家から見て、もの凄い圧迫感。

そして、不満は境界争いへと発展しそう。

 

我が家の場合、60㎝高い隣家とのブロックは、境界マークの赤い釘が、ブロック壁はお隣の敷地と示している。

そりゃ、当然。

敷地を支えている壁だから。

 

反対側の60㎝低いお隣とのブロックは、私んちの敷地となる。

 

建売なので、それぞれブロックの中央には低い柵が設置されている。

 

それでも、住宅が近いので、木の枝とか落ち葉とか、気を遣う。

 

そういうのが積もり積もり、人間関係がうまくいかないのが普通。

 

そんな近い住宅地の中で、若夫婦が嬉し気にリフォームしていくと、お隣とのギャップが酷くなるばかり。

まるでバカにされているような感じ。

 

動画を見ていて、ああ、この調子では、持たないかもしれません、と余計な心配。

 

それでなくても、田舎では溝掃除・草刈り・祭りの準備などなど若い人には負担が集中する高齢化。

 

私は自治会入りませんじゃ、通用しないし。

 

移住は難しい。

 

自治会はさらに難しい。

 

それが、新しい土地への二の足を…の理由にもなる。

 

さらにネット社会では、動画を上げると、案の定、批判や注意のコメントが多数。

可愛い奥さんは、セクハラ対象になるし不安ばかり。

 

地域や県で長く役員していると、行く先々で知り合いや会員に見られているわけで、窮屈な思いをしてきた。

もちろん、よくないデマもある。

 

そんなのからやっと解放されてコロナ過の今、案外幸せ。

人に会わない理由が正当化される。

 

子どもたちも無理して帰らなくていい。

帰らなければ、その準備も出費も無し。

 

よって、今部屋を咳対策で簡素化して、空き部屋へモノを移動出来る。

 

理想を言えば、住所だけ田舎のどこかへ置いて、車で旅する生活をしたいなあ。

 

もう、体力がないのが残念。

 

CB50で北海道へ行くなんて、当時でさえバカげた行為でした。

その後、2度別な乗り物で行くのだが、体力ある若いうちに好きに生きてよかったなあと、つくづく思う。

 

まあ、脚が当時悪くなっていたから、今のうちにという気持ちだった。

 

それが、あれから40年も生きるとは。

想定外。

 

そういう意味では、30代での田舎暮らしは、まだまだやり直しもきく。

第一、そういう移住家族は、子どもがいないケースが多い。

 

子どもが宿ると、まず産科が近くにないことにショックを受けるだろう。

 

次々難題が迫る。

 

60過ぎでの移住は、病気と介護だな。

無い。

田舎ほど。

食料品店もない。

ガソリンスタンドもない。

 

ナイナイ尽くし。

 

適度な便利施設がそろった田舎は今や住宅建設ブームで土地も家も高くなっている。

旧家は朽ちて、新築へ若夫婦。

 

家は、ハウスじゃないんだよなあ。